「まだ5分もある!」
サッカー男子日本代表のワールドカップ三次予選「対北朝鮮戦」。
後半終了時のロストタイムです。この5分で数度のシュートチャンスをつくり、
吉田の劇的なシュートで「1-0」で勝利!
そうなんです。5分「も」あるのです。
5分あれば、メールの処理ができます。5分あれば、ちょっとしたメモが書けます。
5分あれば、雑誌の特集記事に目を通すことができます。
5分昼寝すると頭がスッキリします。5分あれば昼飯が食えます・・・。
が、これは健康によろしくないのでおススメしません。
隙間の5分をどう使うかで、結構いろいろ変わります。
しかし、この5分。集中すると結構いろいろできますが、ダラダラしてしまうと何も出来ずに
あっと言う間に過ぎます。同じ5分なのに不思議です。ポイントは集中できるかどうか、ですね。
かつて脳の機能をよく知る方から教えていただいたことがあります。
脳は時間制限があった方が活性化すると。”あと何分でこの課題を処理しないといけない!”
という環境におかれると脳の処理能力が上がるのだそうです。
そういえば、柴田塾で議論してもらう際には「5分で」「7分で」と時間制限を加えていますが、
それなりにアウトプットが出てきます。集中して作業している証拠だと思います。
通常、1時間程度の単位で打ち合わせや会議を入れるケースが多いと思うのですが、
その時間の中を短い単位に区切って「あとx分」という環境にしてみると、
半強制的に集中する環境が生まれて、アウトプットの質が高まるでしょうね。
さすがに、お客様との打ち合わせを「あと何分!」とするのは現実的でないので、
社内の打ち合わせでやってみましょう。「この課題を15分で議論し解決する!」と。
ちなみに、このやり方を徹底すると結構疲れます。2時間以上の会議設定が
できなくなると思いますので、一石二鳥かもしれません。 (^_-)
これを書いていて思い出しました。京王プラザホテルの人事に務めていた際に、
To do listを書きだして、一つ一つを20分でやる!とか40分でやる!
と自分で決めて処理していました。このおかげで、17時半からの時間を
充実させることができていました。
30歳頃のことです。当時、諸々の要因からぐれておりまして、ほぼ毎日17時半以降に
予定をいれていました。ヒトと会う、ジムに行く、映画・舞台を観に行く、
中小企業診断士の勉強会に参加などなど・・・。
定時でパッとあがりたい。仕事も全部クリアしたい。この両方を叶えるためにやっていたのが、
「片っ端から、20分で処理する!」という自己暗示でした。これを若いうちから
自分の意思でやっていたのが今のワークスタイルにつながっていると思います。
もちろん、当時はペーペーでしたので、自分で完結する作業が多かったというのも、
その背景です。中間管理職以上になると、他との接点を持ちながら仕事をするので、
全て自分のペースでやるのは無理があります。この場合、関係者全員が同じスタイルで
仕事をすれば理想的ですが、まあ、このスタイルを全員が実行するのは現実的ではありません。
集中しているときの生産性を知っていると、集中できないときはやらない方がいい
という判断もできます。ダラダラと時間をかけてもアウトプットの質は知れています。
であれば、思い切って、仕事を止めてしまい、改めて取り組んだ方がいい。
駿台予備校に通っていたときに、古文のK先生が「遊びたいときは遊びなさい。
そのうち、胸が痛くなってくるはず。そのときに思い切りやった方がいい。
我慢して勉強しても身につかない。」と仰っていたことを覚えています。
その通りだなーと思います。
ということで、”こりゃあかん”というときは休んだ方がいいです。
「5分もある!」と思えるときは正常。
「5分しかない・・・」と思うときは、疲れが溜まっている。
これが僕のバロメータです。
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おまけー1:先日、恵比寿の某ハンバーガーチェーンに飛び込んで5分で昼飯・・・
と思ったところ、そこはファーストフード系ではなく、じっくり焼き上げます系。
しまった! と思うも時遅し。しょうがないので、お店から同僚に電話。
「ランチのTake outで並んでる。ごめん、先に進めておいてください。」
で、出てきたハンバーガーが熱々ですぐに食べれず。肉汁が飛び散り、ワイシャツにピッ。
おまけにアイスコーヒーをお願いしたのに、出てきたのがホットコーヒー。
飯の5分はロクなことがありません。
おまけー2:台風で飛行機が飛ぶかどうか、ドキドキ。
こんなときに、アフリカの某飛行機会社みたいなネーミングだと困る。”メイビーエア”じゃね。
おまけー3:福井県の山中で柴田塾@福井を開催。身体は狸。顔はハクビシン似。
但し、耳はスコティッシュフォールドみたいに小さい。新種?の動物の写真を見せられた。
まだまだ奥深い。ネッシー、ツチノコ、雪男などUMA好きな私としては興奮する話。