Vol.373 なりきり力の鍛え方

11月1日に「青山劇場」で音楽座ミュージカルRカンパニーのみなさんと特別企画を
やることになりました。私の講演、音楽座ミュージカルRカンパニーのみなさんと
一緒に展開する体感型の研修、これに続いて、本番直前のリハーサル見学と
「アイ・ラブ・坊っちゃん2011」本番の鑑賞というパッケージになる予定です。

テーマは「なりきり力」!「なりきり力」とは、”理想とする姿をイメージして、
その姿に近づくように、なりきる”力のことです。

2005年に「39歳までに組織のリーダーになる」という本を書き下ろしました。

タイトルの「39歳~」はかんき出版の境社長(当時)が、

“柴田さん、売れる本にするなら年齢を入れないと・・・。40歳がいいね。そうしよう!”

と言って、出てきたゲラが39歳だった・・・というもので、
本書の内容は39歳までに読まないと意味がない、というものではありません。

さて、この本を書くときに、優れたリーダーの資質や経験を調べようと思い、
300名の”素晴らしい魅力をもったリーダー”の方々に、その特性やこのヒトたちは
どのような育ち方をしたのかを聞いて廻りました。年齢、国籍、業界、性別など
まちまちだったのですが、彼ら彼女らが経験、意識してきたこと等に共通因子が
たくさんありました。まさに驚きの符合!

その中の一つが「なりきり力」でした。(当時はそうネーミングしておりませんでしたが)
多くの優れたリーダー達は、若い頃から”ああなれたらいいなぁというヒトを思い浮かべて、
そのヒトだったらどう振る舞うか、どう判断するか、”と考え、そのヒトに
近づこうとしていることをご紹介しました。

当時、私自身も「社長業」を右往左往しながら務めていましたので、
このやり方を取り入れて、自分が理想とする社長像を演じるべく意識していました。

この力を意識してもらう場面が11月1日の青山劇場の企画です。
舞台ならではの特徴を活かした”体感型の研修”に仕立て上げる予定です。

この”なりきる”力について、若いうちに気づいておいた方がいい。ということで、
大学生の就業力を鍛えるということで、ご関心をもっていただいた各大学の教職員の方々に
担当の学生さんたちをお連れいただこうと思っています。

が、企業の教育担当の方で内定者や入社3年目くらいまでの若者を連れてきたい、
という方も参加OKにしたいと思っています。

興味を持っていただけた方は、このメルマガへの返信で「青山興味あり」とご連絡ください。

ちなみに、9月15日(木)の18時~ 新宿の某所で青山企画の説明デモンストレーション
をやります。クローズドな企画ですが、企業の教育ご担当の方で観てみたいという方は同じく、
このメルマガに「青山興味あり」として返信ください。担当より、詳細ご連絡申し上げます。
(9月15日は40名限定だと思いますので、”その気”がある方はお早目に。)

“その気”と言えば、

ビジネスパーソンとしての実力を高めるための知識、スキルを教わっても、
本人がその気にならなければ使える力として習得はできません。

“その気”になる、というのは、”できるようになりたい!”という強い内発的動機によります。
丁度、タイミングよくそういう想いのときに研修を受講するといいのですが、
なかなかそううまく運ばないのが世の常。

ということで、「柴田塾」の中では”今、自分ができないとチームが持たない!”と
強く感じる場面を設定しています。その場づくりで、音楽座ミュージカルRカンパニーの
プロの俳優のみなさんに手伝ってもらっています。「柴田塾」のケースは舞台仕掛けです。
受講生はケースの中の登場人物に”なりきる”ことが求められ、
その臨場感をリアルにするためにプロの俳優たちが登場する、というものです。

そのやりとりの中で「心を揺さぶる」仕掛けがあり、それが”その気”を生んでいます。

ということで、演劇のメソッドビジネスパーソンを成長に向けて覚醒させるために効果的だと
考えています。インプロ(即興劇)的メソッドも有効ですが、それよりも、
特定のビジネスシーンを疑似体験しながら、”その気”になり、理想とする姿をイメージして
動くシミュレーション。これまでなかった新しい研修のスタイルです。

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おまけー1:10月6日~8日に大阪で「柴田塾」を開催します。大阪開催は初めてです。
まだ、残席あるようですので、ご興味ある方はぜひ! 特に女性の方! 
http://www.indigoblue.co.jp/shibata-juku/event.html

おまけー2:「組織を伸ばす人潰す人」「仕事力のある人ない人」が電子書籍になりました!
https://hon-to.jp/asp/SearchSeries.do;jsessionid=D9A72B2A209ECB6D84C82AA68C16144B?searchKeyWord=%EF%BC%B0%EF%BC%A8%EF%BC%B0%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80&genreId=103100&authorUid=10003710

アイフォンをお持ちの方は「どうしてあのヒトはできるのだろう」がアプリになっています。
気に入った内容を知り合いにメールできる機能がついてます。

おまけー3:土曜日にとあるイベントのボランティアで「駐車禁止」のプラカードを持って、
路上に立ちました。結句でかいプラカードなのですが、1時間当たり2台くらいの車が全く無視。
平気で駐停車。トラブル防止のために”声をかけない”と言われていましたので、じっと見るだけ。
しかし、民度がわかります。


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