そもそもヘアサロンなのでハゲが行ってもしょうがないわけですが、
それにしても、薄毛や部分ハゲのヒトもいない。
うーむ、これは場違いなところに来てしまったか・・・、と思い、
髪を乾かしてくれている美容師さんに聞いてみました。
「ここ、ハゲのおっさんいないねー」
「そうですねー。」
「薄毛のヒトもいないね―。」
「そうですねー。 あっ」
「あっ」ってなんですかね、「あっ」って。
おそらく視線の先のお客さんがシャンプー台から落っこちたとか、
カラーリングの刷毛がピューってずれたとか、そうでなければ、
今日TSUTAYAにビデオを返す日だったことを思いだしたとか、
友達にメールを返信していないことに気づいたとか・・・
この手のことがあったので「あっ」という声が出たのでしょう。
「あっ」の原因が僕の頭でないと思いたい。しかし、その場ではそうした説明もなく、
ドライヤーの音だけがビューって響いていました。
かくいう私も結構、「あっ」という言葉を口にします。しかも、文脈と関係なく。
真剣に話を聞いていたとしても、この「あっ」という現象は起こります。
突然ポン!といろいろなことが頭に入ってくるからです。
そういうことってありませんかねー。集中しているはずなのに、別のことが頭を横切る。
私は昔からそうですね。ですから、最近はそれを利用して、
敢えて同時に複数のことをやるようにしています。
その方が結果として生産性が高かったりします。
お客様とお会いしたり、講演、研修、コンサルティング、顧問の活動で飛び回っているので、
落ち着いて作業をする時間を確保するのが至難の業です。
新幹線の移動時間はある意味で唯一の集中作業時間かもしれません。
そんなときに、最近ではだいたい3つのことを同時にやることにしています。
一つのことに集中して、その集中が切れてくると別のことに集中。
これをクルクルまわしながら3つやるわけです。
新大阪から東京までの移動時間はこの作業に最適な時間です。
この際に重要なことが2つあります。一つは耳栓、またはイヤホンをすること。
近くででかい声で話す人がいたり、子供が泣いていたりすると気になります。
集中できません。耳栓は長距離移動の際に欠かせません。
ちなみにJALの国際線の中で配られていたオレンジ色の耳栓(今もあるのかな)
が最も品質が高いと思っています。
イヤホンでは、歌詞のないヒーリング系の音楽を聴いています。
最近のお気に入りはMorgan Fisherです。
もう一つは感情を安定させておくこと。腹立たしいことや、気になることがあるとダメです。
特に腹立たしいことがあると、思考力が50%以上ダウンします。
そんなときに無理に書き物をしたり、プレゼンや研修資料を作成すると
明らかにクオリティが落ちるので、腹が立ったら仕事を止めます。
そうは言っても、腹立たしいことは思いがけずやってきます。統制不能です。
そんなときには、一切の作業を止めて、風呂に入って寝てしまいます。
新幹線だったら、くだらないビデオを見るか寝ます。
で、早く起きて続きをやる。その方が結果的にいいですね。
30代前半までの私のあだ名は「瞬間湯沸かし器」でした。
ちょっとしたことで、すぐに腹をたてていました。
様々なアウトプットに影響が出ていたと思います。いろいろ修行の甲斐あって50歳近くなり
(なんと誕生日がくると50歳だ!)、現在では少し落ち着いてきました。
それにしても、自分の正義に照らして許せない瞬間はあります。
そんなときは作業を停止する知恵がつきました。
みなさんも感情が不安定なときは仕事をしない方がいいですよ。
そうなると、組織的には社員の感情が不安定になるようなことを極力避けることが重要です。
そうでないと組織としてのパフォーマンスが明らかに落ちます。
組織感情をいかに安定させるか、これは経営者および人事部長の使命の一つです。
その秘訣はまた別の機会に。
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おまけー1:3月10日の「体験型ケーススタディ」他に例のない研修だと思います。
今回はトライアルで土曜日開催。まだ申込み受付中です。ぜひ!!!
個人参加、企業派遣、団体職員の方、学校の先生、育児休業中の主婦、学生、引退後の方、
どなたでも結構です。 (^_-)
http://www.indigoblue.co.jp/seminars/b03-OT/about.html
課長になりたてのヒト、これからなる人には、こちら。
http://www.indigoblue.co.jp/seminars/a02-MMT/event20120310.html
おまけー2:アマゾンで当日配達にしても受け取れない(不在)ことが多いことに気づきました。
これコンビニ受け取りにした方が絶対にいいですね。
おまけー3:東大寺四天王の宣伝を見るにつけ、呼ばれている気がします。