仕事ではここが問われてますね。
どんな仕事でも「質」が求められます。その質が陰るのは「ま、いいか・・」のせいです。
仕事の最終的な評価は仕事を依頼した”顧客”(本当の顧客、上司、同僚、部下、他)が決めるものです。自分がどうこうではありません。但し、大前提として、自分がその仕事に納得しているかどうか・・。「ま、いいか・・」で仕事をしていないか・・・。
ここが問われると思うのです。
仕事がデキる人とそうでない人の違いは紙一重です。その紙一重を決めている要素は「ま、いいか・・」だと思います。この積み重ねがその人のアウトプットの総合的な質を決めます。
仕事がデキると思われている人でも「ま、いいか・・・」を連発してしまうようになったら「休憩」が必要です。質を維持しようとする気力が枯渇してるからです。ある程度「休憩」しても「ま、いいか・・」の頻度が変わらない場合には「現役引退」を考えましょう。
誰かの仕事の後方支援に回った方がいいと思います。(瞬間的な「気力」は効くはずです。)
どんな仕事でも限られた時間、予算の中でやることになりますので、完璧な仕事、理想的な仕事になることはほとんどないでしょう。その中でも自分が納得する仕事ができているかどうか。ここだと思うのです。
納得できない理由を自分以外に求めてはいけません。「誰かのせい」にした瞬間に
「自己弁護」が始まっています。「自己弁護」に逃げると「ま、いいか・・・」が
助長されます。
最近とある件で深く反省しました。スケジュールがかなりタイトになっていることから、ある案件の打ち合わせにほとんど参加できず、担当者任せにして案件当日を迎えました。
客観的に見た場合には、それなりのアウトプットは出せたと思うのですが、自分としては納得できない仕事になりました。その日は悔しくて、お気に入りの鉄板焼きを食べて早く寝ました。(ちなみに、こういう思いをしたときは、旨いものを食べて寝てしまうのが一番です。)
全ては自分の時間配分の問題です。もっとやりようはあったはずです。その翌日、翌々日の早朝に時間をつくり、仕事のやり直しをしました。次はこんな悔しい思いはしたくないので。
先日、某経済団体の会合でとある意見書の仕上げの会議の際に、各社のお歴々のみなさんが良しとする気配の中で自分の意見を口にするのは「ま、いいか・・・」となりそうだったのですが、それに負けずに意見しました。
複数の人が関係する中で発言するときに「ま、いいか・・・」(みんなが良いと思っているのであれば)となりがちです。それでも自分の中にひっかかりがあるのであれば、「ま、いいか・・・」に負けずに発言した方がいいと思います。但し、独りよがりの可能性もあるので、発言に固執しないようにしましょう。周囲がその発言を”なるほど”と思うかどうかは別問題です。(そこで固執すると”うざいヤツ”になりますから。)
年齢を重ねてくると、「ま、いいか・・・」が無い人は大人げないと言われがちですが、こといい仕事をしようとするのであれば、そんなことはないと思います。自分の仕事に責任を持つのであれば、そこは「ま、いいか・・・」と妥協せずに追求すべきだと思うのです。
それ以前の問題として、「自分の仕事」という意識が希薄だと「ま、いいか・・」の「ま、」もありません。言われたことをただやるだけ。これだといい仕事ができるわけがありません。
今日は柴田塾の3日目。午後2時からのプレゼンテーションに向けて受講生たちが
プレゼンづくりに没頭しています。(その合間にこのメルマガを書いています。)
一人もさぼっていません。全員が自分の仕事として真剣にアウトプットに立ち向かっています。
これは状況が生まれている原因は環境設定にあります。
・チームの人数を5名以下にしていること
・競争環境をつくっていること
・他流試合であること
・年齢、役職関係なく、全員が「1」であること
・いつまでに仕上げることが明確になっていること
こうした環境を社内でもつくることで「安穏と仕事する」ことに甘んじることなく
いけるはずです。その上で「ま、いいか・・・」に負けない集団にする。これが会社としての質へのこだわりを生み、結果として顧客から選ばれる集団になります。
そろそろ内職を止めて、受講生たちのプレゼンの中間チェックをします。
おまけー1:過去に電車の中で”お腹の大きな”女性に席を譲って「睨まれた」ことがあり、「ま、いいか・・」と目をつぶりがちの自分に喝! 昨夜、地下鉄で再度チャレンジ!
「・・・いいです。(=_=) 」と言われて終わり。(”お腹の大きな女性”を見る目がないらしい)
おまけー2:疲れると夜に甘いものが食べたくなりますよね。アイスとか。
しかし、これは肉体改造にはNG.「ま、(今日は)いいか・・・」との戦いに2勝13敗の様相です。
道は遠い。
おまけー3:「Y氏の隣人」という漫画を知っていますか。なかなか深いです。