「偶然は必然」。最近、この意味がわかってきたように思います。
この言葉、心理学者のユングが提唱したシンクロニシティ(共時性)として有名ですね。
例えば、Aさんの噂をしていたら、そのAさんが現れた。これは単なる偶然ではなく、
そこに何らかのメッセージがあり、必然なのである、というやつです。
自分の身の回りに起きることを、それが良いことでも悪いことでも、必然と捉えて受
け止める。そう考えると、必要以上に浮かれたり、落ち込んだりしなくなります。
先日、東京都の中堅教員向けの研修会で特別講演をした際に、出席者名簿に私が通って
いた東京都三鷹市立南浦小学校の先生を見つけました。思わず、檀上からその先生を
名指し。“私は南浦小学校出身です”と話したところ、後日、その先生から連絡を
いただきビックリしました。
“柴田さんがメルマガで書かれていた京都の”ウサギノネドコ“の代表のYさんとは
学生時代からの知り合いです”
さらに後日、小学校とは全く関係のない柴田塾の参加者から、“ウサギノネドコの代表
とは長いつきあいです”というメールをもらいました。
つながるものです。
3年ほど前のことです。当時、役者を活用する体験型ケーススタディ
(OT: Organization Theater)を開発したものの役者の手配で悩んでいました。
つきあいのあった音楽座ミュージカルのみなさんと進めていたのですが、音楽座さんたちが
本公演のときは開催できません。OTをたくさんやるには主としてOTを担ってくれる役者の
集団をつくらないといけない・・学生時代に私が演劇集団を主宰していたときに付き合い
のあった役者でその後プロになっていた山田直樹さんのことを思い出していました。
(しかし連絡先がわからない・・・)
その山田さんがバッタリ現れました。30年ぶりの再会でした。“ふるさとキャラバン”の
復活公演を三越劇場に観に行ったときに、幕間に“あれ、もしかして、柴田さんですか?”
と山田さんが声をかけてきました。
山田さんとの再会から、シバジュン、川田さんというOTの要のメンバーが集い、彼らの
ネットワークからBiz actors company http://www.biz-actors.jp/ を組成できました。
このおかげで、現在、ほぼ毎週1、2回OTやら他の役者を活用したプログラムをやれるように
なったわけです。
これ以外にもこの手のことが結構あります。OTもそうだと思います。
“経験に勝る学びはなし。器を広げるとしたら修羅場に勝る場はない”。私の持論です。
仕事を通じた修羅場が少なくなってきている昨今、次世代を担う人たちの器を大きくするために
“疑似的な修羅場体験”が必要。そう思って開発したのがOTです。これも偶然ではなく、
開発するお役目(必然)だったのだろうと思います。
パスでやろうとしている事についてもそうなのですが、上場企業なので、代表者たる私が
このメルマガでいろいろ書くと問題があるそうです。某エライ方から指摘されました。
そういえば、CCC時代にも同様の指摘があり、一時的にメルマガを止めていた経緯があります。
(今は止めるつもりはありませんが。)ここでは仔細にわたって書けないのですが、パ
スの方でも人と人のつながりから面白いカタチに展開しそうです。やはり、これも必然。
直感を信じること。思考に侵されないこと。
この姿勢がシンクロニシティを呼ぶように思います。自分が周囲からどう見られるかを
気にし過ぎると、自分以外の物事が見えなくなります。自分がどう受け止められるかと計算する
思考が働くようになります。そうなると思考に侵されて自分の心に素直に動けなくなります。
単純なことなのですが、
-目の前で困っている人がいることに気づいた。すぐに声をかける。
-ゴミが落ちていることに気づいた。拾う。
-やろうと思ったら、すぐに行動に移す。
全て、直感に素直に反応した行動です。意識して、これをやっていくと、いろいろシンクロ
してきますね。これを最近実感しています。
おまけー1:5月24日(日)のフジテレビ「みんなのニュース Weekend」(17:30~)の中の
「The NEXT」というコーナーでOTが紹介されるかもしれません。(編集次第とのことでしたが。)
http://www.fujitv.co.jp/minnanonews_weekend/index.html
おまけ―2:今週、能登半島の方で講演する機会がありましたが、金沢は大賑わい。
北陸新幹線のおかげで金沢は日帰り圏内に入りましたね。外国人観光客がわんさか。
おまけー3:「優秀なプレーヤーは、なぜ優秀なマネージャーになれないのか?」でも紹介しました
MP診断のトライアルがついた無料セミナーです。5月28日(木)の午後です。
まだ少し残席あるそうです。お申込みはこちらから。
https://indigoblue.co.jp/iioss_seminar/