あけましておめでとうございます。年末年始はいかがお過ごしでしたか?
お正月の恒例行事となった“アカスリ”に出かけてきました。昨年もそうでしたが、
お正月のサウナの客層はアングラ演劇の世界です。よもぎサウナでなにやら密談する
ロシア人の二人組。一言も声を発せずドライサウナに長時間入っている背中に紋々の方々。
水風呂ではグルメレポーターと称するぽっちゃり系のおじさんと「じゃあ、うちの店に
来てください」と話す飲食店勤務の二人組。ロッカールームでは誰とも目を合わせることなく、
タオルの回収をする司法浪人風の若者。受付でうたた寝しつつも電話が鳴るとパー子さん的
応対をする韓国人女性。実に濃い空間です。
今年は29日から4日まで完全OFFでした。実家で母親から「優雅になって良かったね」と
言われました。確かにこんなに続けて予定がなかったのは記憶にありません。社会人の
スタートはホテル勤務でしたから、年末年始は当然に仕事。年末年始プランの対応と富士の間
という42階の宴会場で「ご来光でございます」と声を出す係をやっていました。
外資系コンサル時代は本社が稼働するので2日から仕事。雇われ経営者としての修行時代は、
なんやかんやで年末ぎりぎりまで予定が入っていたり、年始早々に動かねばならないことが
あったりしました。今回はのんびりです。
毎年この時期になると思います。人が休んでいるときに働いてくれている人たちがいる。
ありがたい、と。彼らからすると通常勤務なのでしょうが、やはり年末年始は特別です。
数年前のジョージアのCM「世界は誰かの仕事でできている」を思い出します。
年末年始でも宅配は休みなし。出前も普通に1月1日から届けてくれます。コンビニや
24時間営業のスーパーは年末年始関係なくやっています。六本木ヒルズは1月1日から
営業でした。マンションの受付の女性陣はお休みですが、警備の人たちは休みなし。
ゴミ置き場も大晦日はゴミの山でしたが、4日にはきれいに整理されていました。
ありがたいことです。
「陸王」の影響もあり、ニューイヤー駅伝(祝 旭化成優勝!)、箱根駅伝を見ましたが、
給水地点で伴走しながら声をかける裏方の姿に胸を打たれました。表舞台で活躍できるのは
裏で支えてくれる人がいてこそです。
次世代経営人財の育成をしていますが、上になればなるほど、多くの人たちが支えて
くれていること、だからこそ、裏方への感謝を忘れるべきではないこと、これらを
候補者の心に刻みたいと改めて思いました。自分のパフォーマンスを上げることにしか
目がいかない人は支える人たちがいなくなり(ついていけなくなり)、いずれ
力尽きてしまうものです。次世代人財もそうですが、現役で長らくトップの座にいる人にも
このことを思い出していただきたいものです。特にオーナー企業ではそう。
支えられていることを忘れがちなので。
本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
おまけー1:新年早々、Indigoblueの仲間たちとご祈祷に。“代表の方どうぞ”と言われて、
いつもどぎまぎします。ご祈祷をあげてくれている神職さんは「2礼、2拍手、2礼」
してるので余計焦ります。最後は1礼か、2礼か。
おまけー2:某所のサンマルクのトイレは使用中に外に「使用中」のマークが出ず、
かつ便器と扉の距離があるので、ノックされてもノック返しができません。さすがに
「入ってまーす!」と大声を出す人はおらず。さっきから扉をガチャガチャやっている
お客が数名。次回行くときに長い棒を差し入れておこう。
おまけー3:昨年見た動画メッセージの中で柴田的に最も心を動かされたもの。
ユーミンの曲もパワーがあるが、メッセンジャーの5秒のパフォーマンスに心動かされます。
(特に2016年のPart2)
http://www.nhk.or.jp/tokyo2020/change/messages/