「断・捨・離」。数年前に流行った言葉です。
Wikipediaによると、断捨離(だんしゃり)とは、不要なモノなどの数を減らし、生活や
人生に調和をもたらそうとする生活術や処世術のこと。やましたひでこさんによる書籍が
ベストセラーになりました。
「断・捨・離」を提唱したやましたひでこさんのURLです。
http://www.yamashitahideko.com/
私は、あまりに流行っていると“目を向けない”というひねくれた傾向にあり、当時は
“ななめ読み”していました。密かに「断・捨・離」の精神を勉強。今は自分的には
その第3期です。
第一期は職場から定住スペースを「断・捨・離」。(これはブーム前のことですが)
「個室」をなくすこと。マーサー、キャドセンターの社長時代に個室がありました。これを
CCC時代に無くしました。CCC入社当時、個室が用意されたのですが、数日で返上。その後、
机も返上。ノートPCだけにしました。どこでも仕事はできますし、大掛かりな部屋を持って
しまうと期間限定の“雇われ経営者”としての緊張感がなくなります。
しかし、いざ個室をなくしてみると実に快適。行く場所が全て仕事場。全く問題がないこと
がわかりました。大企業の役員こそ本社に鎮座するのではなく動いた方がいいことに気づき
ました。もっとも、これを実行する場合にはスケジュールの公開が必須です。訪ねてくる
社内の人に迷惑なので。
ちなみに今は個室とまではいきませんが、半仕切りの机をもっています。
Indigo Blue立ち上げ時はオフィスが狭かったこともあり、自分の机はおいていませんでした。
スペース拡張後は、敢えて「柴田励司のスペース」をつくりました。これは象徴的な場所で
あり、かつ自社に戻る癖づけの意味もあります。(余りにも自社に戻らなくなってしまうので。)
但し、Indigo Blueにいても実際にはほとんど会議室にいます。
第二期は「スーツ」を「断・捨・離」。
昨年、持っていた古いスーツをほぼ全部捨てました。それまでは高級スーツ(値段が高い)
を3年~4年ごとに買っていたのですが、この買い方を止めました。今は毎シーズン、
気軽な値段のスーツを数着買っています。最近は気軽な値段であっても良いスーツがあります。
しかも、毎シーズンごとに買うので常にスタイルが「今」の新しいスーツを着ることができます。
男性のスーツも型紙(スタイル)が変わります。スタイルが古くなったもの、身体に合わなく
なっているものをいつまでも着ていると野暮ったくなります。スーツは“まだ着れるから着る”
ものではない、と考えを変えました。
新しいスーツを着ると身が引き締まります。これは仕事に臨む精神としてはプラスだと思います。
ちなみに気軽な値段とは3万~4万のイメージです。ここぞ、というときの“高級”スーツは必要
だと思いますが日常的にはこの値段のスーツで十分。
(もっとも、どこで買うかは気にした方がいいですが)
第三期、これが今なのですが、「本」と過去の「思い出グッズ」の数々を「断捨離」。
何と言っても「本」。「本」に囲まれた部屋にいると落ち着くとうそぶいて、大量の本を
持っていましたが、一定時期ごとに書棚を見て大量に処分することにしました。
Bookoffの買い取りセンターにお願いします。
書店に出かける時間がないので、広告を見て気になる本があるとAmazonで購入。それ以外にも
書評を頼まれた本が送られてきたり、贈呈されたり・・・、と下手をすると毎月10冊くらい
増えていきます。当然、書棚に入りきらなくなるので、横にしておいたり、部屋の端々に積んだり。
本に囲まれているとなんとなく落ち着くのですが、それは図書館やT-siteみたいなとこに行けばいい、
と考えを変えました。多くの本を置いていても、ほとんど読まないものもありますし。
それと、何かと場所を取るのが過去の“思い出グッズ”。なんとなくとってあるものが結構
たくさんあります。過去に使っていた携帯電話や手帳、ちょっとした小物・・・など等。
スペースは有限。新しいモノを購入していくと次第に部屋の中が雑然としてきます。この雑然
としている感じに慣れてしまうと呆然として感覚が鈍ります。そこで思い切って「断捨離」。
どうしてもとっておきたいものはそうたくさんあるわけではありませんから。
この“どうしてもとっておきたいもの”は? という問いかけはビジネス上でも必要な
問いかけです。
私が良く投げかける質問に
「継続すべきこと」
「止めるべきこと「
「新たなに始めるべきこと」があります。
この質問の背後にあることと同じです。
おまけー1:「宙(そら)キューブ」というちょっとした置物に一目ぼれしたので、
それを制作している京都の会社に出かけてオーナーに直談判。雑誌「DRESS」のECサイトで
取り扱わせてもらうことにしました。販売開始までもう少しかかりますが、これ超おススメです!
おまけー2:先週は関西で3日間でOT(体験型ケーススタディ)×6。
宿泊先の枚方市のホテルの近くの居酒屋で関西のおでんには「ちくわぶ」がないことを再確認。
(しかし、おでんはやはり「ちくわぶ」)
おまけー3:2月26日(木)に役者を活用した新プログラムのお披露目をします。
“全ても問題は人間関係に帰結する。
職場の人間関係を解く秘訣”に気づく、シアターラーニングです。
部下が思い通りに動かないとストレスを溜めている方におススメです。
https://indigoblue.co.jp/chemistry_change/