梅雨明け予報だと、7月20日ころだったと思うのですが、
ここ数日の朝の太陽の強さは”夏本番”さながら。
さて、この夏、はるやま商事株式会社(本社:岡山県、東証一部)が、
“Save Biz”というプロモーションを仕掛けています。都内でラッピングバスを走らせたり、
これまでやっていなかった首都圏でのTVCM、TV番組への戦略的な露出をしたり、
日経新聞の全面広告等を展開していますので、Save Bizなる言葉を目にしたことが
あるかもしれません。
(HAL課長代理という汗かきペンギンをキャラクターにしています。)
はるやまの治山社長とは10年来の知人。このプロモーションには私も一役買っています。
節電だから涼しい服装でCool Biz。これだけですと、はるやまの単なるコマーシャルです。
このSave bizはちょっと違います。私はこの運動が”日本が変わるきっかけ”になるといいな、
と思っています。
日本の大きな課題の一つが「没個性」です。没個性はいろいろな面で言えますが、
わかりやすいのが服装。世界中の主要都市をイメージしてください。
歩いているビジネスパーソンを”投網”ですくってみましょう。
日本ではかなりの確率で同じような色合いのスーツを着たヒトががっさり捕れるでしょう。
ニューヨークでもロンドンでも上海でもシンガポールでも違います。
もう少しバラエティある服装集団が網にかかるはずです。
私の感覚からすると、みな”同じ”なのは日本ぐらいです。
服は身体を隠す、障害や寒さから身を守るという機能だけのものではありません。
そこに個々人の生き方や主張が表れます。
ファッションに対する関心の高低は確かにあります。
日頃からおしゃれにうるさい人、時と場合によっておしゃれになりたいと思う人、
おしゃれは恥ずかしい、できるだけ無難なものを、という属性グループがあることは
わかっていますが、そのいずれであっても、服を”自分をどう見せるか”という
自己演出の手段としていることは変わりません。
ところが、いざビジネスシーンとなると、日本のホワイトカラー系ビジネスパーソンは
「スーツでなければいけない」(しかも、濃紺、グレー系)という呪縛にやられています。
自分の仕事内容やスタイル(内勤か外勤か)から最も快適で、
周囲に不快感を与えない服を着ればいいと思うのですが、
なかなかその冒険ができないでいます。
この背景に、日本人の強みでもある”真面目さ”があります。
われわれは、ルールとか規範、慣習を”与件”として受け止めすぎるきらいがあります。
ルール、規範、慣習は関係者全員がトラブルなく生活ができるように定めた
最低限の行動指針です。ですから、これを頭から無視するというのは
許されるものではありません。しかし、それに囚われてしまうと、世界が広がりません。
この十数年、日本全体を見ると経済、社会ともに閉塞感があります。下手をすると
(若い世代を中心に閉塞感のない状態を知らないので)何も感じなくなっているかもしれません。
へこたれずに前を進む気力や突き抜ける強さが全体的に弱体化していると感じています、
“一生懸命やりました。でも成果にはつながりませんでした。しょうがないですね・・・。”
という風潮がその一例。今後の日本を考えるとこれではいかん、と思っています。
この閉塞感をぶちこわすのは、首相でも社長でもなく、個人の主体性だと思います。
誰かが決めたガイドラインやこれまでやってきたことではなく、自分の目で見、
自分で考えて動く、という姿勢です。服装はとてもわかりやすい手段です。
そう考えると、かつてない節電下の今夏は、ビジネスマンがこれまでの呪縛を
解き放つチャンスです。なにしろ、節電という”言い訳”があります。
だから、この夏、買われなければ日本のビジネスは永遠に変われないかもしれない、
というコピーでSave Biz運動をスタートしました。
いっちょ、みなさんもSave Biz運動に参加しませんか?
こんなサイトもあります。覗いてみてください。
I am “Save biz.”, and you?
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おまけー1:というものの、先日、涼しい機能性シャツとヒートテックを間違えて
着てしまいエライ目に遭いました。(+_+)
おまけー2:全然違う話。”つけ麺”はそれを売り物にしている店で食べるに限りますね。
そうでないとラーメンで麺とスープが分かれているだけというメニューに遭遇する確率が高いです。
おまけー3:真面目な話。日頃、会議の運営で困っているあなた向けの超実践講座を
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