打ち合わせやちょっとした会話の中で浮かんだアイディアをアクションにつなげない、またはアクションに移すまでに時間がかかる・・・ こういうシーンに遭遇すると思います。もったいないなあと。議論には“旬”があります。思いついたときが最も旬です。旬の持つパワーを最大限に活用するには「思いついたらすぐ動く」のが一番です。
“検討中のボックスにいれておくと、そのうち熟成する” という迷言を聞いたことがあります。確かに案件の中には敢えて動かない(時が来るのを待つ)方がいいこともあります。人間関係系の問題はそうかもしれません。ビジネス上のアイディアは違います。形にしてこそ、です。思いつきを言語化して初めてわかること、やってみてわかることが多々あります。どんどん動いた方がいいです。ちなみに、創業社長系は動きが早いです。こういう人の下で働いている人は特にこれを意識した方が身のためです。
コンサル会社時代に“持ち帰って検討して参ります”というやり方がどうも性に合いませんでした。せっかく打ち合わせをしているのですから、その場で検討すべし、と思っていました。自分がPM(プロジェクトマネジャー)になってからは、“持ち帰り”は極力なくし、その場で議論しまとめるようにしていました。
経営者時代もそうです。プロジェクトの進捗報告会のような場で、相互に影響を及ぼすことについて、事務局が“あとで検討してください”的な仕切りをする度に、“関係者全員がその場にいるのだから、ここで議論し調整せよ”と言ってきました。
この根本にあるのは、私の時間に対する問題意識です。時間は有限、とても貴重なものです。1回で済むことを何度もやってしまうと他のことをやる時間がなくなってしまいます。その場でやれることをやらないと、次のチャンスが訪れるまで待たないといけません。時間が惜しいです。
時間の使い方が、その人の人生をポジティブにもネガティブにもします。みんなが“自分のやりたいことのために時間を使っている”という意識になれば、世の中からネガティブなことが減るだろうと思っています。
Indigo Blueの創業メモに「働く時間、学ぶ時間、遊ぶ時間をかけがえのないものにしたい」と書きました。自分は周囲に恵まれ、若い頃から(サラリーマン時代であっても)公私ともに自分がしたいように時間を使ってこれたと思います。ありがたいことです。
優れたリーダーがいる組織のメンバーは充実した時間を過ごすことができます。優れたリーダーはメンバーを夢中にさせ、パフォーマンス向上の原点であるエンゲージメントを高めます。さらにはリーダーの生き方そのものが後進たちのモデルになります。そんなリーダーをたくさん輩出する。これがIndigo Blue起業の一つの想いです。
「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」
有名なスティーブジョブスのスタンフォード大学の卒業祝賀スピーチの言葉です。ここまでストイックに毎日を過ごしてはおりませんが、この言葉はたびたび思い出します。
自分の時間の使い方をより意識してみませんか。動きも早くなると思います。
おまけー1:「PHAZEリカレント」第一期。いよいよ4月14日からです。最後の説明会を4月7日(木)の17時からやります。私が説明します。ご検討中の方はぜひご参加ください。(PHAZEリカレントの申し込み締め切りは4月7日の日本時間の20時です。)
https://phaze.jp/orientation/
おまけー2:某駅構内のドトール。メルマガを書いている私と椅子にあぐらをかいてやみくもに仕事をしているおじさんの間に席が2つ空いています。そこに若者(おそらく新入社員)が登場。どっちよりに座るか・・・。私が花粉でくしゃみ。(おじさんに負けた。)
おまけー3:企業のエイプリルフールネタ。今年はやや自粛モードですね。
そんな中、三和交通さんのリリースは今年もやってくれました。
「タクシー・ハイヤーサービスを行う三和交通株式会社(本社:横浜市港北区、代表取締役社長:吉川永一)は2021年7月1日(水)より『心霊スポット巡礼ツアーTHE MOVIE』の上映が決定し、2021年4月1日(木)にて特設サイトがオープンいたしました。」
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