“リーダーは素でやるものではない。チームが置かれている状況(平時なのか有事なのか)、
メンバーの力量・成熟度などから、最適なリーダー像をイメージし、その姿を演じよ”、と
お話ししています。言葉を変えると、これはリーダーという役割を果たすための
「セルフイメージのススメ」です。
どんな自分になりたいか。周囲からどう見られたいか。これがセルフイメージです。
先日、成功された起業家のお話しを聞く機会がありました。彼はなんと中学2年生の
ときから起業するイメージを持っていたそうです。その後も成功イメージを持ち続け、
現在に至ると。現在も次のステージに向けて新たなセルフイメージを描いて
いらっしゃいました。素晴らしい。
セルフイメージを持ち続けていれば、いつの日かそれが実現する、と言われます。
セルフイメージ実現のために頑張るからです。ただ、それだけではないと思います。
強くセルフイメージを持っていると、日常的な行動が、無意識のうちにその実現の
ために集約されてくるのでしょう。もちろん、実現するかどうかは「運」次第の
ところがあります。ただ、強く願っていると「運」そのものも引き寄せるのでは
ないかと思います。願っていても実現しない場合には、“それなりの理由
(実現しない方が本人にとって良い)”があるのだろうと思います。
アラサー時代、シティホテルで勤務していたときに「いつの日かシティホテルを
ふつうに利用する側になってみたい」と思っていました。アラフォー時代は
「いっぱしの経営者になりたい」と思っていました。アラフィフ時代は
「困っている組織を助けられるリーダーになりたい」と思っていました。
どんなセルフイメージをもっているかを公言する必要はありません。秘めた想いで
良いのです。実現できたかどうかも、自己評価で良いのです。外部がどう思おうと
関係ありません。自分が思う姿に到達できたかどうか、それでよいのです。
私はおかげさまで、これまでのセルフイメージについては概ね実現できたと
思っています。おかげさま、と言うのは、自助努力というよりも周囲が私の
セルフイメージ実現のために助けてくれたり、引き上げてくれたり、と尽力
してくれたおかげだと思うからです。本当にありがたいことです。
今はなんとアラカン。昨年くらいから新たなセルフイメージを持っています。
ただ、この内容は内緒です。(笑)
「セルフイメージ」の有無は生きていく上でとても重要だと思います。
セルフイメージを失うと老けます。年齢関係なく、人生がつまらなくなります。
没頭してきた仕事からの退職、配置転換、子供の自立・・・、これらのことは
「セルフイメージ」喪失の危機になりがちです。ありたい自分と違う展開に
なっている。これも「セルフイメージ」喪失の危機です。大活躍しているように
見える人が自分の「セルフイメージ」とのギャップに悩んでいる、なんてことも
あります。
自分の人生を楽しいものにするためにも、「セルフイメージ」を持ってみましょう。
年齢関係ありません。
おまけー1:某眼科での視力検査での出来事。「じゃあ、柴田さん、これ読んでみてください。」
ということで渡された雑誌がなんと官能小説。(これは声に出して読めん・・・)
「見えませんか。老眼進みましたね。」
おまけー2:PHAZEで使っていた京都の研修、会議スペース「NARU」をいよいよ
一般開放することにしました。立地は最高です。京都の四条河原町という一等地にあります。
社内会議、研修はもちろん、採用、その他イベント会場としても使えます。
ぜひ、ご利用ください!
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