おはようございます。3連休の中日。いかがお過ごしですか。
私は某企業の経営合宿で、またしても府中です。
さて、全ての問題は「ヒトの問題」に帰結します。「ヒトの問題」が少なくなれば
問題も少なくなります。今回のヒトの問題は「愛されキャラだが仕事がデキない人」。
これがテーマです。
愛されキャラだが仕事がデキない人がいます。周囲の評価は散々。「仕事を増やす」
「どんくさい」「わかってない」・・・ しかし、悪気はありません。頑張りたいと
思っていることもわかります。なんとかしたい存在です。
こういう人はどこの会社にもいます。中高年に多いですが、20代でもいます。
性格は悪くありません。嫌われてはいません。飲み会にも誘われます。セクハラや
パワハラはしません。ですから強制排除されることは、あまりありません。
サボっているわけではありませんが、要領が悪いので“遊んでいる”ように見えます。
こういう人たちに共通することは
・タイムリーに動けない(後手になる)
・同じ凡ミスを繰り返す
・意味のない気配りをする(ここぞというときには気が利かない)
・抜けモレが多い
・何度も同じ事を言わせる
・
これらの根本にあることは明らかです。
仕事の本来の目的を考えていないのです。仕事は全てつながっています。一つ一つの
行動に意味があります。それを解していないのです。一つ一つを「作業」として
みているのです。だから先を見て動くことができずに後手に回ります。
凡ミスや抜けモレ、同じことを何度も言わせるのもこのためです。
更に、
・何をやらせても遅い
・気を許せる相手に“丸投げ”する
・ITスキルが上達しない
・勉強しない
という傾向があります。
それが何であっても、本来の目的がわかっていると感覚的に動けます。
それがないから、いちいち「えーっと・・・」という感じになって遅くなります。
「一つの仕事につながっている一連の動作」という捉え方であれば、力のいれように
メリハリがあるのでスムーズに流れますが、一つ一つの作業としてやっていると疲れます。
自分がやっていることが正しいのかどうかも自信がなくなり、精神的に疲れます。
そんなやり方で1日過ごすので夜になるともうグッタリです。勉強やスキルアップをしよう
しようと思っても身体が動きません。晩ごはんを食べて晩酌して、何も考えずに見れる
TV番組をダラダラ見てうっかり夜更かし。睡眠不足によるミスでまたしても評価を下げる
。こんな悪循環です。こういう生活なので、だいたい不健康、病気がちです。
新しいことに取り組むガッツが弱くなっているので、難易度が高い仕事がくると
気楽に頼める(と本人だけが思っている)人に仕事を丸投げしがちです。(さらに評判ガタ落ち)
加えて、
・言い訳が先行する(誰かのせいにする)
指摘されたときに素直に自分の非を認めずになんらかの言い訳を枕詞にします。その上で、
とってつけたように「申し訳ありません」と言います。指摘する側にしてみるとガッカリ
します。「不手際に腹を立てて」いるのではなく、「改善を期待して」いたからです。
言い訳など聞きたくありません。
こういう人たちをなんとかして変身させたいですね。なんとかしてあげたいが
なかなか改善しない。その人のことが気になってしょうがない、そんな人がいますよね。
次世代リーダー候補者は“その気”になっていますし、基本的な資質が高い。刺激を与える
場があれば自然に伸びていきます。ただ、この“デキない”連中はそれでは変わりません。
結構思い切ったことを強制的にやりませんと難しいだろうと思います。
おそらく、修行モードの精神修養から始めて、徹底的に物事の真理を考えることを知って
もらうこと。これが肝だと思います。身体を動かし、身体脳を刺激するのも有効だと思います。
見た目も変える。だいたいこういう人は爪が伸び、靴が汚れ、着ているものもヨレヨレ。
外見変えてその気になってもらいます。
リーダー育成には企業はおカネを出します。いよいよとなったときのアウトプレースメント
にもお金を出します。今回のテーマのような“仕事がデキない”人にはなかなかおカネを
出しません。しかし、仕事がデキない人が減ると会社的にはいいことばかりだと思います。
パフォーマンスも改善するはずです。なにより、デキない部下に頭を悩ます中間管理職の
精神衛生上いい。効果的なプログラムができたら世の中に提案します。
おまけー1:おみくじで「大吉」がでるまで何度もひく人がいるらしいので、
「大吉」のおみくじを販売したらどうかと。有名神社の「大吉」を揃えたら売れるかも。
おまけー2:年末のIndigo Blueの納会で「亀」のジェスチャーがうまく出来ず、
チームに迷惑をかけたので今年は「亀」をよく観察しておこうかと。
おまけー3:1月27日と28日のIndigo Blue Day。まだ若干の空きがあります。
https://indigoblue.co.jp/indigo_blue_day/